第36話

葵衣side


ママが使っていたという部屋でお義母様と話をしていると


「夕貴、入るぞ」


とお義父様が入ってきた


「あら、話は終わったの?」


「あぁ、あいつらに任せた俺が間違ってたみたいだがな。」


「そう。」


「そうだ、葵衣ちゃんしばらくうちに住まないか?」


「えっ、、でも・・・」


「私たちや翔貴のことは気にしなくていいのよ」


同居への誘いに私はどうしたらいいのか分からない


もし、同居すれば、もっとママのことがわかるかもしれない


でも、私にとってあの家は好都合


お義父様やお義母様は私たちのことをうまくいっていると思っているだろう


「とても、うれしいお誘いですが、私は翔貴さんと2人で過ごす時間を大切したいので同居はお断りさせていただきます。」


この答えが正解なのかはわからない


でも、今回のことで分かったことがある


お義父様もお義母様も私のことで私の知らない何かを知っているんじゃないかと感じた


もし、そうなら調べる必要がある

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