第10話
「でもどうやって見つけるんですか?」
「それは君が考えるほうがいいんじゃない?」(ボス)
「あ、考えてないんですね。」
「……。」(ボス)
「何ですか、その顔は。自分で墓穴掘っただけですよ?
……まあそうですね。分身を使って部屋に盗聴器とかを
つけたら良いんじゃないですか?」
「それ良いと思うけどバレない?」(ボス)
「………そうですね。
それなら、私の能力に盗聴器的な能力があるのでそれで自衛隊の会話を聞いて、誰かを探りましょう。」
「良いと思う。
でもなんか、壁に内装?したら良いんじゃない?盗聴器を。
そんな壁の中まで見ないでしょ。」(ボス)
「それどうやってやるんですか?」
「確かに…。」(ボス)
「まあちょっと考えますね。」
「………………あ、あれだよ!
ほらさ、君の能力にあるじゃん。
なんか、そこの部屋の外観を頭に入れて
遠隔で何かやれるやつ!
盗聴器とか簡単に付けれるって言ってたじゃん!」(ボス)
「すっごく説明が下手ですね。」
「ひっど!まあそういう感じのやつあるじゃん!
その能力を使って、盗聴器つけたら良いんじゃない?」
(ボス)
「盗聴器じゃ怖いので、動物でいいですか?」
「へ?どういう事?」(ボス)
「私が部屋の外観を記憶するか、写真を撮る。
⬇︎
それを動物に伝える。
⬇︎
動物を自衛隊本部に侵入させる。
⬇︎
耳に入れた情報全てを報告させる。
あるいは記憶を読み取って、様子を知る。
どうでしょう?」
「君ほんと頭いいね。良いんじゃない?
てか、その動物は何にするの?」(ボス)
「うちの飼い猫です。」
「あそっか。君、仲のいい動物とは喋れるもんね。」(ボス)
「てなわけでそういう方向性で進めます。」
「最初から動物に行かせるのは無理なの?」(ボス)
「いやです。」
「行けるかどうかじゃなくて、自分の感情なんだ…。」
(ボス)
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