第4話

いじめの始まりは小学5年生だった。


ちょうど、アイドルを始めてだいぶ有名になった時だった。


その時に、私がメンバーにいる事に気付いたのだという。


言われた言葉は最悪だった。


『めちゃ可愛こぶってたよねーマジで無理なんだけど。』


『目立ちたいんじゃない?』


『自分の事可愛いって思ってるんでしょ?

アイドルやる子って大体そうじゃん。』


違う。私は、アイドルが好きだからやってるんだ。


皆が好きだって騒いで興奮してるところが好きだから。


自分が舞台に立って、めちゃ私の事を凄く好きでとても推してくれてて。


いわば承認欲求だ。


私は、承認欲求が欲しい。


と思ってやっているだけなのに、あんな事を言われた。

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