第7話
「ん。…あっ…ふ……」
「すっげぇ濡れてる。またケツ伝って垂れてんじゃん。」
愉快そうに言うと、唇をこじ開ける男のヤニ臭い舌があたしの口内を執拗に犯す。
男があたしの身体にゆっくりと侵入してきた。
「…んぁ。あんた…!」
「着けてんだから良いだろ?無駄口叩いてっと舌噛むぞ。」
ぐっと掴まれた腰。
一気に最奥まで挿れ込まれて漏れる嬌声は、意思とは裏腹。
身体を駆け抜ける快感を見越したかの様に満足気な無精髭の男がイヤらしく笑う。
太く固い腕を押すあたしの手に力なんか入らない。
男が揺らす度にスプリングは抵抗が疎かになるあたしをギィッギィッと嘲笑う。
「泣いて叫べよ。止めてって」
激しさを増す律動に抑え切れない嬌声と追い付かない思考が散らばる。
散らばる。
「もっと突いて、の方か。」
突いていた腕を折り曲げる男の肩に乗るあたしの膝は震えていた。
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