第26話
裏が無いってありまくりだ。
チーム腹黒に所属してると言っても過言ではない。
なんなら小学校時代のあだ名は腹黒のおチエだった。
中学生の頃なんてクラスで行われたミス腹黒ナンバー1選手権でブッチギリの1位だった。
それを知ったお兄ちゃんが後日こっそり主催者のクラスの男子を捕まえて殴り飛ばしてたけど。
「普通に裏表ありますよ。と言うか真っ黒です」
「それはお前が裏と思ってるだけで実在は表だ」
「表…?」
「直通してんだよ。やる事なす事全て」
玄関の鍵を開けながら先輩が間違いなくそうだと断言するように言う。
本当にそうなのかな…。と私にすら思わせるような口調だ。
先輩の中での私はそう見えてると教えるみたいに。
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