第28話
「え?えっと、その……」
「良かったな。裕也。彼女が出来て。」
「か、か、か、彼女ッッ?!」
樋山君が意地悪くニヤって笑ったのを見て裕也さんはますます動揺してる。
「里恵子ちゃんは中学生だし、付き合うだなんて………」
「中学生じゃなかったらいいんですか?」
「うん。……あ、じゃなくて……」
「じゃぁ、高校生になったら付き合ってくれますか?」
「高校生でもダメだ。7歳も年下の子に手を出すなんて犯罪じゃないか!」
「同意なら大丈夫です。」
「そうだな……同意なら付き合……ってダメ!ダメだ!」
裕也さんは私の誘導尋問になかなか引っ掛かってくれない。
そんな私たちのやり取りを騙って見てた樋山君が裕也さんの肩をポンっと叩いた。
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