第25話

「あれ……?君は……」




「裕也さぁぁーんッッ━!」




上半身を起こして驚いた表情を見せる裕也さんに私は思いっきり抱き着いた。




そのままベットに流れ込む。




ずっと会いたかった。




ドコにいても




何をしてても




夢の中でさえ。




ずっと想ってきた。




どうしてここまで裕也さんに執着して来たのかはわからない。




たった3ヶ月。




3ヶ月しかたっていないのに。




何十年も会っていなくて、やっと再び会えることが出来たかのような感動の波が押し寄せる。




サラサラと流れる髪も




柔らかな声も




優しい眼も




全てが愛しい。




そう。愛しいの。




裕也さんの全てが。




「え?なに?ちょっと?!」




「会いたかったです。ずっと裕也さんに会いたかった。」

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