恋人になって数ヵ月、でも体を重ねるのはもう何年目。

普通ならマンネリになる。

でも、その気配すらない。

何度も繰り返してきた行為なのに、いつも緊張しちゃう。

口付けを落とされると、全身の血液の流れが速まって体が一気に熱くなる。

シャツを脱ぎ捨てて露になった綺麗に割れた腹筋が、やけに魅力的に感じて胸が痛い。

雅史の指が私を甘く刺激する。

雅史の唇が私を狂わす。

翻弄されすぎて頭の中が真っ白になる。

もう嫌だ。好きすぎて辛い。

心が辛いよ。雅史……。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい