「なぁ、一緒に昼寝しようぜ？」

なのに、いつだって体だけはバッチリ求めてきて。

余計に気持ちがわからなくなる。

愛とか言葉より、雅史にとっては体の方が大事なのかな？

それとも、やっぱり私はただのセフレ？

ヤれればいい、ただの人形なの？

悲しくて不安で仕方がない。

体だけの関係から、彼女の肩書きが増えただけのように思えて。

いっそのこと“ＮＯ”って言ってしまいたい。

「……うん」

でも、やっぱり口から出る答えはいつでも“ＹＥＳ”なの。

結局私は雅史に弱いんだ。

ベットの軋む音が耳を通り抜ける度に、嫌になるくらいドキドキと鼓動が速まってしまう。

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