第7話

Make Luv.~ソファで溺れる





深澤くんが水の入ったペットボトルを持って来てくれた。




「ぁ.....ありがと....」



受け取ろうとすると、自分の口に水を流しいれて一飲みしもう一度流しいれた。



口を半開きで息を整えている私の顔を引き寄せ、口にその水を流し注いでいく



「ん....、んくっ...、ん...」



喉を通り、渇きが収まって来た。




「深澤くん.....今日、どうしたの...いつにも増して激しいよ....」


「.....ダメ?蓮伽さんもいつにも増してだけど(笑)」




急に恥ずかしくなってきた。確かにすごく深澤くんを欲している。




「月の満ち欠けかな....?」




恥ずかしいので、何となくとぼけてみる。




実際、いつもよりも枯渇しているカンジがある。





「さ.....まだこれだけじゃ終わらないよ」





ソファから降りて、私の足元にひざまづいた。





「ほら....蓮伽さん、足、拡げて?」





足の間にゆっくりと腕を入れて中に顔を入れ込む。




「あ.....恥ずかしい」





呟くと、いつものように唇と舌を使い、余すことなく蜜を吸いつくし始めた。




私は、これがあると理性がなくなり、何度も乱れてしまう。




私のスイッチをわかっているようで勢いよく舌を動かし吸った。






声と息が荒くなっていく。




「イって.....、いっぱい乱れて....あぁ...キレイだよ....」




体が痙攣する程に絶頂を迎えても、止めずに続ける。




「お願い....もう、ダメ....おかしくなりそう....」





太ももの間から顔を見上げ、笑みを浮かべている。



「可愛いな.....、我慢出来ない....いくよ」





花びらを押しのけるように奥まで入ってくるのがわかった。





二人の吐息と声が同時に漏れた。




唇は塞がれ、突き上げられる度に私は悦びの声を上げる。

その様子を愛おしそうに見つめる彼。

自分の証だと言わんばかりの跡を、いくつもいくつも肌につけていく。




―————―声にならないかすれた声で何回も呟く。



「蓮伽さん.....愛してる.....、愛してる.....」




その度に私の花びらの奥は熱くなり蜜が溢れ出す。




この刹那的な瞬間が大好き。

深澤くんの切ない声、裏腹に奥まで突き上げてくる激しさ、に私は狂おしくなる。




今まで知らなかった、こんなにも求めてくれるという幸せに溺れる瞬間。

そう、溺れるという言葉がふさわしい。





「大好き、深澤くん......」




全然、言い慣れていない。





生娘のような自分に思わず笑ってしまう。




「ハァ.....っ、ん...、何で笑っているの??」




律動している深澤くんは吐息交じりに不可解そうだ。




「ふふっ、ゴメン...自分にちょっと、ね」


「笑う余裕があるんだ」




急に律動が激しくなった。



「アッ.....、ダメ....、ン....イク...ッ!」




大きな波が弾けた。

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