第5話
そういう授業やら何やらも終わり、晩飯を、子供たち、大人で手分けして作ろうということになった。俺は何をやったのか、ぜんぜん覚えていない。息とか吸ってた。
彼らが作ったのは(そこには最近までツキアイのあった彼女もいた)、カレー。肉を炒め野菜を炒め、水を入れて牛乳をいれ……たかどうかはわからないが、俺もそれを食べさせてもらった。
死ぬほどうまかった。カレールウを使った、ふつうの味だったはずなのに。今でもあの味と、その時の感動のことは覚えている。
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