第4話
話は15年前にもどり、オリエンテーションは続く。
外国の子達に捧げる歌を、けっこうガチめに叩き込まれる子供たち。横で見ていたが、スパルタだった。
そこらへんの事を終えると、今度は合宿に行こうという話になった。早朝に集まり、みんなでバスにのり、どっかの山奥へ(どこだったのか、まじで覚えてない)。
そこでやったことは、先にも伝えた、江戸しぐさ。ここで、上の者の礼する話だけを、たんたんと子供たちに伝えていく。覚えているのは、『雨の降っている細い路地で、向かいから人が歩いてきた。君たちはそのまま傘を差したままでは、相手に当たってしまう。どうする?』という質問を飛ばしたこと。当たり前ながら、傘を傾けて横を通りすぎる、と全員が答えるのだが……これ、小学1年生向きやん……こいつら死ぬほど賢いんだぞ? 見積もり甘いぞって思いながら話していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます