第7話
「へえ、かのんは看護師になったんだ?偶然同じ医療系だね。」
アタシはサツキの部屋に来ていた。
自分の部屋とは比べものにならないくらい上質なお部屋だった……。
アタシが座っているテーブルもなんか輸入家具ぽくて買ってきたコンビニの冷麺がかなりみすぼらしく見えた。
「そうだね、でも不規則な生活してるから結構しんどいよね。」
アタシはサツキからもらった缶ビールを飲む。
サツキはそんなアタシを嬉しそうに見ていた。
「かのんは…アルコール強いの?」
「どうだろ…酔うまで飲んだ事ないし。」
「そうなの?」
「そういうのはなんだか行儀悪いっていうか、もし酔っぱらって何かトラブル起こすのが怖いと思ってて。」
そう言っているとサツキは席を外す。
そしてすぐワインを持って戻って来た。
「このワイン貰ったんだけど、飲める?」
「え?」
「俺ワインは飲まないんだけど、どうしてもって。頂いたから片づけてくれない?」
そう言いながらアタシの意見も聞かずにサツキはワインを開ける。
強制的にアタシはこのワインを飲まされる羽目になってしまった。
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