第34話
「浦崎先生の前で色気は必要ありませんから。」
「言うほど色気ねぇじゃねーか。」
く、悔しい。
指定されたお店は私には高級和食店にしか見えなかった。
浦崎先生の見た目で陽気なバルかと思っていたら·····逆に緊張する。
私がタブレットをバッグに入れるとビールとお通しが運ばれてくる。
「え、先生メニューは?」
「あ、選ぶの面倒だからコースにしたわ。」
あ·····そうですか、って面倒だけでココのコース料理とか万飛びそうなんですけど。
私、今お財布に諭吉入ってたかな·····。
「で、昼間も言ったけどさ。菜々、お前凪とどうなりたいんだよ。」
兄のいきなりの直球。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます