Lovesick 4

第10話

「あ·····ナイトブラは窮屈でしないタイプですけど、」


「え、そうなの、ちょっとそれは刺激強いんだけど。」


そう言いながら浦崎君は身体に触れた自分の手を見る。それ見なくていいから!


「は?な、何言ってるんですか?う、浦崎君の方が夜中にこんな事するなんてダメです!」


「·····だって菜々に全然触れてないし、帰ってきても寝てるし。」


私も仕事してるから夜中は普通寝てますから!


「浦崎君病院でシャワー浴びましたか?」


「う、うん。あ、今日は麻酔導入担当だったからオペ室にいた·····もしかしてまだ消毒薬の匂い残ってる?」


「そ、そうですね。」


浦崎君と付き合い始めて消毒薬の匂いはそんなに気にならなくなってきたけれど·····。


「ごめん、もう1回お風呂に入ってきます!だからまだ寝ないで!」


そう言って彼は部屋を出ていった。

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