第9話

·····なぜ自分の部屋に戻らないの?


せっかく眠れそうだったアタマが覚醒してくる。


「家に帰って菜々がいるのって幸せだわ、」


·····それはどうもありがとうございます。

でも私にとっては凄く刺激的で·····、

すると着ているパジャマの中に浦崎君の手が入ってくる。


これはヤバい、起きなきゃ!


「えっ·····、」


私が起きる前に浦崎君は急いで起き上がった。


「え、·····ちょっと待って?」


「なんですか·····一体、」


私は彼が焦る姿に理解が出来ずにゆっくり起き上がる。


「せっかく眠れそうだったのに·····、」


「菜々、きみ下着なしで眠る人!?」


は?そこ?

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