Lovesick 2

第4話

「彩さん、どうですか?浦崎先生との新婚生活は。」


「は?さ、笹川さん何言ってるんですかっ!違います同居です!」


私の隣のノートパソコンに患者入力しながら日勤業務の笹川さんはニヤニヤしている。


「もう新婚生活と言ってもいいでしょ?やることやってるんですから。」


いやいや、笹川さんちょっとお下品です。


「そもそも笹川さんどうして私と浦崎君·····先生が同居してる事知ってるんですか?」


「え?あー、浦崎先生に彩さんと一緒に暮らさないんですか?って聞いたら嬉しそうに教えてくれましたよ?隠せないほど嬉しいんでんすね、彩さんと暮らすこと。」


うそ、浦崎君に口止めしなきゃ。


「もう結婚しちゃえばいいのに。」


「いや、無理です。浦崎君朝から上着着ないでウロウロするから·····」「あーーーー!」


そう言った時に笹川さんが叫ぶ。


「やだー!彩さんが変な事言うから間違えてバックスペース押しちゃったじゃないですか!サマリー打ってたのに!」


「え、あ、ごめんなさい。」


「·····なんですかその朝から昇天しそうな話。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る