第26話

「あー、俺は彩さんのこと好きだと思うよ?」


直球!だけど引っかかる最後の、思うよ?てとこ。


「お、思うよ?ってどういう……、」


「他の女性とは一夜限り、とかした事ないし。まぁそんなシチュエーションにも出くわした事ないし。」


う、嘘だ。


「そんな事聞くって事は俺が常時そういうコトしてるって思ってるんだよね?」


「あ、いや、まさか!浦崎君の事よく知りもしないのに滅相もございません!」


急いで紅茶を飲み込む。

そしてお約束のむせる。


「大丈夫?」


「す、すみません。ゴホッ……、」


浦崎君はティッシュペーパーを渡してくれる。

それを受け取って気づいた。


さっきより距離が縮まりすぎている!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る