第55話

一体あの朝の出来事は何だったのか。

仕事が全く見に入らなかった。

院瀬見くんが血迷って私にキスをした。


クールな彼が恋をすると……困るんだけど。

好きすぎて彼女か私かの分別もつかなくなるなんて。


思いの外情熱的なんだ。


普段は温度なんて感じさせないくらい無のオーラを纏っている感じなのに。


彼をそんな気にさせる女性って一体どんな人なの?


職場にいるのかな……、


その時に浮かんだのは、美希だった。

2人は仲良いし、でも院瀬見くんは美希が佐々木さんを好きなことを知っていた。


本当は……報われない恋していてもがいている?


想像が広がりすぎて勝手に脈拍が上がっていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る