第53話
どうして?
凄く近いんですけど!?
そしてこんな至近距離だときめ細かい肌質まで見えちゃって……もう拝みたい気分。
もう嫉妬に近いレベル。
一体どういう恋愛遍歴を辿ってきたらこんな色気も身につくのかレクチャーして欲しいとさえ思う。
「……パソコンが大丈夫なら良いです。」
「あ……うん、」
そうだ彼は私がどうこうじゃなくてパソコンを心配したのね。当たり前か。
色んな意味で彼に嫉妬している自分に気づいたからコーヒーを零したなんて言えない。
「文月さん、」
「あ、コーヒー入れ直さなくちゃ、」
これ以上近いのは勘弁、自分の顔が熱くなるのが嫌でも分かっていた。
でも移動しようとしたら簡単に遮られてしまった。
思いもよらない出来事……、
彼の唇は凄く柔らかかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます