第46話
「はぁ……、」
「葵!お前なんだよ、ヒトを家に迎えておいてさっきから溜息ばかりじゃないか。」
健人はリビングに置いてあるソファからキッチンに立っている俺に不満を投げかける。
「あ……ゴメン、もうすぐカルパッチョできるから。」
急いで食材を皿に盛りテーブルに置く。
「葵が俺を部屋に呼ぶなんて何かあったんだろ?」
健人はそう言いながら缶ビールを1本飲み干した。
「……文月さんにちょっとイヤな言い方をしてしまって。」
そう言うと健人は目を丸くする。
「……エプロン姿でそんなこと言うなよ。」
「エプロンは余計だ。」
「顔が良いとエプロン姿さえ似合うな。で、落ち込んでるんだな?」
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