scene10

第43話

なんなの!?

私がいつ院瀬見くんの心探ろうとした!?

興味なんて全くないんですけど!!


「は、遙日?ちょっとピッチ早くない?」


私はその日の夜美希を食事に誘った。

入ったのは飲み放題で格安の居酒屋。


とにかく呑まないと気がすまなかった。


「私の気のせいだったかな、遙日と院瀬見くんて気が合いそうに感じたのよ。」


「その反対だから!」


まぁまぁ、と言わんばかりに美希は私の肩をポンと軽く触れる。


「私は院瀬見くんの事なんて何とも思っていないのに……、なんだか私が気があるみたいに感じているのかな?女子が全員自分に気があるとか錯覚してるんじゃないの?」



私はレモンサワー2杯目を飲み干した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る