第36話
案の定、院内でも院瀬見くんを見つけたスタッフ達は羨望の眼差しで彼を見ていた。
顔だけは良いんだよね……。
誰にでも平等に接するし好印象しかない。
私以外には。
まぁ……私の発言が彼とは合わないみたいで。
「文月さん、SEさん新しい人が入ったんですか?
凄いカッコイイじゃないですか!」
病棟で作業をしていると普段よく話す看護師さんに話しかけられる。
「あ、1週間ほどだけです。助っ人なんですよ。」
「えー、いなくなっちゃうの?何歳なんですか?」
「25歳……だったような。」
確か3歳年下だったな。
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