第32話

なんだろう、このモヤッとする気持ち。


一人暮らしのマンションに着いても何処かココロがざわついていた。


そもそも私は院瀬見くんの事なんて何とも思っていないし、美希は佐々木さんが好きだし。


……なのに、あの2人のコトが気になるなんてどうかしている。


院瀬見くんは美希を送って帰っただけ。


でも、それだけ?


もしかしてそれだけじゃないかも。

だって仲が良く見えるんだもの。


「あー、何考えてるの私は!お風呂入って寝よう。」


……その夜はとても寝つきが悪かった。

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