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先ほどから何度目だろう、このやりとりは。


パニックになる私と、のんきな先輩。


ずっと繰り返しの平行線。


この状況でさらに、ふたりともスマホが入ったかばんは部室の外というおまけ付き。



「仲良くしようよ、梨子ちゃん。どうせ、朝までふたりきりなんだから」



月明かりに照らされて、浅野先輩がニヤリと笑った。



朝まで、世界で一番苦手な人と。


……ふたりきり?



「いっ……嫌ですーー!!」

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