彼は胸フェチなのかもしれない、と思うほどにかなり時間をかけて同じところを愛撫され続けた。

指を使って先端を弄んでは私の反応を見て楽しみ嬉しそうに笑って、身をよじるのを阻止された直後、舌先でいやらしく転がされる。

常に片方どちらかは手で荒々しく揉まれたり、時に優しく包み込むように添えるだけだったり

時間にしたらどのくらいか、なんて分からないけど…ただひたすらに同じところを刺激され続けるとさすがにその先を自ら求めてしまうようになり、、彼の手を掴んで縋るように見つめる

「もうっ、苦しいっ…」

早く続きをシて欲しい、という思いを込めたつもりだったが…そんな願いは呆気なく散る

「ん…知ってる、知っててヤってんの。焦らせば焦らすほど…紬葵が乱れていくからさぁ、もっと壊してやりたくなる」

そう言って先端に舌を這わせていやらしく音を立ててそこを吸い上げる彼を見て、まだ見ぬこの先の快楽を想像しただけで…身体を震わせて達してしまった。

「……なに、お前。かわいーな、」

新しい玩具（オモチャ）を見つけた、とでもいうように楽しそうに笑った彼は…そのまま私の唇を塞いだ。

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