第25話
「いやっ…服とか下着とか、勝手に使わせてもらっていいのか確認しようって、、」
「へぇ…いい子ちゃんだな、紬葵は。んなもん適当に取って使えばいいのに…」
少し俯いた時…スルり、と束になって落ちてきた顔周りの髪を新次郎さんが耳にかけてくれる
「あー…やっぱ今のナシ。そのままベッドで寝転んで待っててよ…俺もシャワー浴びてくる」
「……このまま?髪が濡れてるからベッドを汚しちゃうかもっ、」
「いーんだよ。どうせ髪の毛以外も濡れることになるし、シーツが汚れるなんてくだらねぇこと気にしてたら楽しめねぇから…ツムは大人しくいい子で待て、してろ」
耳元に添えられていた手が顎に移動してきたかと思うと、瞬きをする間もないほど一瞬の間に唇を塞がれた。
「このまま抱きたいところだけど…俺、シャワー浴びてからじゃねぇと無理派なんだよね。だから部屋で待っててよ、紬葵」
ちゅ…とおでこにキスを落としてから、「あぁ寝室はその角を曲がった奥だから」と言い残し彼は私の前から立ち去った。
…既にものすごく、緊張しているのですが。
わたし、大丈夫かな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます