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第12話

女神と連絡先を交換して数日後の週末の金曜日。

完全個室の居酒屋でテーブルに向き合う男女。

勿論、男は俺で女は女神だ。


何故、こんな素晴らしい会が出来ているのかと言うと、それはーーーーー、



女神と始めて出会った翌日。

女神から、RINE通知が。速攻で確認すると、

昨日のお礼を出来るだけ早くにしたいとの事。

勿論、断るはずもなく今日のこの場が開かれた。


そして、現在に至る。



目の前には、少し緊張気味の女神。

そんな姿でさえ美しく、神々しい。

見ているだけで跪きいてしまいたくなる。

俺の目はおかしくなってしまったのか、

こちらを伺うように見る女神の背中に羽、

頭上には光の冠のようなものまで見えてしまう。


(ああ、もうだめだ。)

(抑えられない)

元来、俺は忍耐力が極端にないに等しい。女神と会った日は初対面の人間、いや人間ではなく女神だったのだが。

だったので外面全開で大人の余裕を全面に出したのだが、本来俺はこんな性格では無い。


(だめだ、我慢できない)

(もう、伝えるしかない)


そうして、俺は目の前の女神に向き直った。

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