第5話
職場までは最寄り駅から電車で乗り換え無しの20分。徒歩の時間を考えても、一時間あれば余裕だ。
もちろん、社会人の俺は時間に余裕を持ち、行動するので念の為、一つ早い電車に乗っている。
平日の朝の電車は満員状態に近い。
例外なく俺ももみくちゃにされながら
職場に向かった。
そうして、今日も一日、働く。
俺はそこそこ大きな会社で経理を任されている。
入社して二年も過ぎれば、給料に倣うように仕事量も増えてくる。
俺は騎士としても忙しいのに、まぁ、仕方の無いことだが。
小さな不満はどうしとも零れてしまう。
(あ~、電話じゃなくて姫に会いたいな…)
そんな姫中心の俺の毎日に女神様が舞い降りるまであと、少し。
俺の女神様はもう、近くまで降りてきていたのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます