第4話

そんな感じで姫を起こして自分も家を出る為に自宅を出る。


俺は、南 紫音(みなみ しおん)

二年前、大学を卒業した24歳です。

みんなよろしくね?


無駄に広い自宅は、姫は独り暮らしだし父親は海外に長期出張、母親は離れたくないと年甲斐もなく駄々をこねる父に、無理矢理連れ去られ一緒に海外生活。

一番上の兄はモデルとして世界を飛び回っている。

だからこの家には、俺しかいない。

決して、寂しくなんかない。

俺には騎士としての使命があるのだから!


「さぁ、今日も頑張ろう!」


誰に聞かせるでもなく、冷めたコーヒーを飲み干し、職場に向かった。


外の世界は、梅雨特有のジメジメした湿気を纏っていた。

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