第33話

「美嘉ぁ~!!!!!!お久だっちゃぁ~♪」


既に正門にいるウタ。



しかも、

キティーちゃんの着ぐるみを着ている。




「ウタ着ぐるみかわいぃ~♪超似合うしっ!!」



ウタは嬉しそうにを飛び跳ねる。



「わ~いわ~い♪かわいいって言われちったぁ~!!!!キャハ!!!」




そして美嘉に向かって大きな紙袋を差し出した。



「何??」



「みたらわかる~!!!!」



紙袋を覗くと中にはくまのプーさんの着ぐるみが…。




それを取り出し、

ウタの顔を見た。



ウタは八重歯を出してニッと笑っている。




「それね~美嘉が着るやつ~♪今日は二人で着ぐるみデートしようぢゃん!!!」





ゲッ!!


まじ?


着ぐるみなんて恥ずかしい…



…なーんてのは嘘で、

ノリノリで大学のトイレで着ぐるみに着替えた。


実はこーゆーの大好きだったりもする♪





「あ~美嘉似合う似合う~!!!!本物のプーたん見たい~♪♪♪」



着ぐるみに着替えた美嘉を見てウタが笑う。



「あ~それひどくない!?チビで体丸いってこと~!?」




「嘘~の反対の反対の反対の反対の反対~!!!!!!!」


キャハハと笑うウタを、

軽く叩いた。

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