第28話

次の日、

授業を終えてさっさと家に帰りスーツに着替えた



バイトとはいえ、

一応正装しなきゃね…。



4時…

家から出ようとした時、かばんから着信音が聞こえる。



バイブにしとくの忘れてた!!

電話かけてくれた人サンキュー♪




電話をかけてくれたお陰で携帯がバイブになっていないことが判明。


面接中とかに着信音が鳴ったらそれこそおしまいだ…。




電話の相手に感謝しながら画面を見る。




着信:優




『はぁ~い♪』



面接の緊張からかなぜかテンションは上がり気味



『お、今日は元気やな♪今から部室来れへん?イズミちゃん来とるで』




イズミに会いたい…。


だけどバイトが、

生活がぁ…。




『ごめん、これからバイトの面接なのだ…』



『バイト?どこ?』



『駅近くにあるバイバイ歯科ってわかる?そこなんだけどぉ!!』



『聞いたことあるわ。でもあんまりいい噂聞かへんで!』




噂なんてあてにならないよね。


…と一人納得する。



『大丈夫大丈夫♪イズミによろしく伝えといて~!!』




『了解。ほな面接頑張ってな~!』

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