第8話

「イズミ~♪」


美嘉とアヤが正門へ駆け寄ると、

イズミが笑顔で振り向いた



「久しぶり!スーツ着てる!入学式だもんね♪」



久しぶりに再会した三人は学食へと向かった。




大学の学食はメニューが多く、

なんと言っても安い!!


三人はラーメンを頼み、席についた。





「イズミは今日資格の学校休み??」


美嘉がラーメンをすすりながら聞く。



「今日は午前で終わり~♪」


イズミはスープをすすりながら答えた。




「え!?イズミちゃん学校行ってるの!?知らなかったぁ~!どこの学校?」


アヤがラーメンを食べる手を止め、

興奮気味に問う。





アヤはイズミがホームヘルパーの資格とりたいからわざと大学落ちたなんて知らないんだ。

やばかったかな…??




イズミは落ち着いた様子で答えた。




「資格とるための学校だよん!」


「へ~そうなんだぁ☆」



アヤはそれ以上は聞かずに納得。

不安が取り除かれる。





その時突然目の前が真っ暗になった。



それと同時に聞こえるイズミとアヤの笑い声。




「だ~れだ?」



その言葉でようやく状況を理解。





誰かが後ろから手で目隠ししているんだと…。

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