第6話
その時携帯電話がポケットで振動した。
着信:イズミ
イズミからだ。
出たいけど、
もうすぐ式が始まってしまう。
後でかけ直そう…
そう思い携帯電話をポケットにしまおうとした時…
「あ~!それウタと同じ機種ぢゃねえ~!??!」
隣のギャルが美嘉の携帯を指さす。
そして自分のポケットからストラップが大量についた携帯を取り出し、
美嘉の携帯の横に並べた
「ほらぁ~やっぱりぃ!!!!!同じ機種ぢゃ~ん♪仲間仲間ぁ~!!!!!」
一人盛り上がるギャル。愛想笑いをする美嘉。
「ぢゃあ~同じ機種ってことでぇ~ダチになんない~??????名前はぁ~?あたしウタ♪変わった名前でしょ!?ポエムの詩って書いてウタだからぁ~!そっちはぁ?」
なんとなく、
理由はないけど悪い子じゃないような気がしたんだ。
うまくは言えないけど、同じようなオーラを持っている。
そんな気がして…
「美嘉だよっ!!よろしく♪」
ウタはニッと笑いながら、
携帯を開いた。
「Ok~美嘉ね~!!!!!今日からマブダチね♪連絡先交換しよぉ~!!!!」
ウタもなんとなく美嘉に同じようなオーラを感じていたのかもしれないと、今となっては思う。
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