居酒屋 龍ノ牙

登場人物紹介（前半）

小岩井（こいわい）　駿太（しゅんた）

もとは都市に住んでいたが、母・結子（ゆいこ）とともに長崎県長崎市に移住してきた。

母の代からマルチ商法にて生計を立てていたが、破産。息子である俊太も結子も知人のいない長崎市にて就職活動を始める。

居酒屋　龍ノ牙では串場担当の見習いとなる。

森山（もりやま）　隼人（はやと）

串場担当であり、駿太の指導係でもある。

無口で不愛想だが、後輩の面倒見は良い。一人暮らし。

実家の父はDV気質のパチプロ、母は元ソープ嬢。

塩澤（しおざわ）　真知子（まちこ）

居酒屋　龍ノ牙の女性店長。ホール全体の管理、ドリンク作り、人事担当。

正義感が強く、己の信念を曲げない。先代店長であり現オーナーから店を受け継ぎ、一から独自のルールと店の現在を築いた。

貧乏経験があり、困った人を放っておけない。

高丘（たかおか）　亜蓮（あれん）

ホール係にして入口付近のテーブル二卓担当。遥貴の教育係でもある。

本人は完全に自覚しているわけではないが、同じ女性に惹かれる傾向がある。

国立大学を中退、精神疾患克服後に居酒屋　龍ノ牙に入店した。

表向きは共働きの両親と同居だが、実際は実父・育夫（いくお）と二人暮らし。実母・由紀代（ゆきよ）とは不倫の末に離婚した。

現在社会の動きや政治に関心がある。

南越（なんごし）　遥貴（はるき）

ホール担当。日本人の父・静治（しずはる）とフィリピン人の母・アンドレアとの間に生まれた。現在は大学に通うため長崎市にて一人暮らし中。両親は同県佐世保（させぼ）市に住んでいる。ときどき両親が居酒屋　龍ノ牙にて食事する。

白木（しろき）　美枝子（みえこ）

遥貴が世話になっている学生寮の寮母。

本庄（ほんじょう）　秋央（あきお）

遥貴と同じ大学に通う親友。フランス人の父と日本人の母との間に生まれた。日本国籍のため、母親が世帯主。

半井（なからい）　誠司（せいじ）

真知子の旧知であり、知り合った当時は新聞記者だった。現在はフリーの記者として長崎県内の各メディアにて活躍している。

久富（ひさとみ）　正志（まさし）

真知子がかつて派遣にて働いていたホテルでの上司。営業課所属。

屁理屈（へりくつ）が大好きな利己主義。

城（じょう）　佐斗美（さとみ）

居酒屋　龍ノ牙の常連で、亜蓮のテーブルに座る。高校卒業後、医療事務員として市内最大の病院にて働く。

中垣（なかがき）　羅々（らら）

佐斗美とは高校時代からの友人であり、同じく居酒屋　龍ノ牙の常連。同じく亜蓮のテーブルに座る。高校卒業後、市内の老舗デパートに就職、現在はインフォメーションセンターの受付係を担当する。

佐々田（ささだ）　直勝（なおかつ）

副店長兼料理長。ストーブ（火を扱う料理）担当、個人で育てる後輩はいない。

生まれつき耳が聞こえない代わりに、周りの空気を読むことに長け、広い視野を持つ。多趣味で愛妻家。

佐々田（ささだ）　文月（ふづき）

直勝の妻。同じく生まれつき耳が聞こえない。家庭菜園が趣味だが、それ以上に手芸が大好き。手芸のジャンルは問わないが、現在は水引アートにハマっている。一人娘・綾乃（あやの）が幼いころより洋服やその他装飾品などを作ってあげている。綾乃が福岡県福岡市にて一人暮らしをしている今も、ときどき作品を送っている。最近メルカリにて作品の販売も行っている。