極限状況飯:モービル天ぷら

 料理系のYoutuberさんが終戦直後の闇市で売られていた「残飯シチュー」を再現して有名になったが、戦後間もない沖縄では食糧不足が深刻で、食用油の代わりにエンジンオイル(モービル油)を使った天ぷらが作られていた。

 この石油くさい「モービル天ぷら」は食べて4、5時間経つと肛門からオイルが漏れ出し、吐き気や下痢、腹痛といった症状に悩まされるだけではなく最悪死に至るという恐ろしい代物であった。

 この他にも毒のあるソテツの実や幹、アフリカマイマイなどのカタツムリなども食用にされていたらしい。

 飢餓に苦しむ人々は文字通りなんでも食べる。

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