「ごめんっ…女の子とスーパーで買い物とか、まだ慣れなくてっ…つい、」

本当に全く、女子に対しての免疫が無いんだろうなって…凛くんと一緒に居るとそれはとても感じる。

──…例えば、

お風呂上がり…濡れた髪のまま凛くんの元へ向かうと、両手で自分の顔を覆って私のことを直視しないように指の隙間から眺めてくる

その理由を聞けば、「美しすぎて、直視できない」なんて…なんともウブピュアな発言をした凛くんが可愛すぎて悶絶しかけた。

他にも─…

初めてスッピンを晒した時なんてっ！ジーッと私の顔をしばらく見つめてから、、

【柚ちゃんの素顔を見れる男子は、俺が最後になりますようにっ…神様、お願いしますっ】

なんて、急に手を合わせて拝み始めた時は思わず笑ってしまったけど…メイクをしていても、していなくても─…私のことを大切に扱ってくれる凛くんが愛おしくて、、もっともっと好きになったのを…今でもよく覚えている。

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