第5話
「この店、来たことある?」
周囲も薄暗くなり、路地裏の隠れ家的なバーまで案内するわたし。
「いや、このBARははじめてかも」
店の、外観をながめるアファエル。
まぁ、酔っていたらわからないよね。
「いらっしゃい」
ドアを開けると、カウベルが鳴り、マスターが声をかけてくる。
「マスター久しぶり」
わたしが、そう言うと、
「あぁ、今日は彼氏さんと?」
しばらく来てなかったけど、覚えてくれていたみたいね。
「うん、まぁ、そんなとこ」
テキトーに、誤魔化す。
「常連なんだ?」
そう、アファエルが聞くので、
「時々、1人で。呑みたい日に」
正直に答える。
「ふーん、そうなんだ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます