続けて毒素を吐き出してみますか

第3話・そして、時代はネット小説の時代へ……

 ネットの小説投稿サイトの時代が広がりはじめた頃……わたしのガラケーでの、小説投稿時代がはじまりました。


 記憶的には定かではありませんが。一番最初に登録して書きはじめた長編小説が今の『銀牙無法旋律』(タイトルは、二転三転しています)で『エブリスタ』だったと思う。

 もっとも、銀牙無法旋律を書きはじめるまでのスタート期間が、やたらと長くこの作品をライフワークにするために、ノート一冊分の設定。

主人公の苗字が『織羅おら』に決まるまで一年以上。


 やっと長年の準備が整ってエブリスタで、書いて発表してみて初めて知りました。

「いくら、数年に渡って長期間の設定を続けてきて、意気揚々と書いても……爆発的な人気は出るとは限らない」


 後になってエブリスタが恋愛系サイトだと知りました。

 エブリスタでコンテストには参加した記憶は無いのですが。

『銀牙無法旋律』のPVはそこそこ増えてはいましたが。


「エブリスタでは、棚から落ちてくる餅を口を開けて待っているだけの状況が続くだけだ……エブリスタで作品書いていても、自分の作風ではデビューできないからダメだ」


 そう思って、別のサイトに作品移動をしてエブリスタからは離れました。


(ここから先は記憶が前後しているので、別の投稿サイトにも、作品書いていたかも知れません)


 ★★★★★★


 エブリスタの次に登録して銀牙無法旋律をコピーして写したのが、今は消滅した講談社の【セルバンテス】


 ちょうど、小説コンテストやっていたのでセッセッセッと作品をコピー引っ越し。

 セルバンテスから、銀牙無法旋律でコンテスト参加……結果は落選でしたけれど。

 その後のセルバンテスの展開が最悪でした。


 セルバンテスで、座談会みたいなコト(いきなり座談会みたいな形式)を、コンテスト終了後に発表していたのですが。

 その座談会の中で主催者の一言。

「第二回目のコンテストを開催します……今決めました」のコメントに、今まで受賞作品に抱いていた不信感と違和感が確信へと変わりました。


 主催者がベタ褒めしている、たった一つの受賞作品を読んでみても、それほどの作品とは思えない?

「これが? 受賞作品?」

 さらに受賞者に、他の人からの激励のコメントがあっても沈黙を続けている不自然さ?

「一言、ありがとうございますがあっても?」

(単にコメントの返し方がわからなかっただけかも知れませんが、それにしても不自然すぎる)


 その疑問と不信感は、ある出来事で決定的なモノへと自分の中で変わりました。

 第二回目のコンテスト開催するとの、座談会内のその発言から。


「もしかして、今回のセルバンテスのコンテスト……身内(出版業界)の人をデビューさせるのが、目的のコンテストだったんじゃねぇ?」


 座談会にはサイト登録者のコメントの受け付けもしていたので、少し疑惑を書き込んでみました。

『もしかしたら、身内をデビューさせるためのコンテストだったのでは?』と……

 しばらくして豆腐メンタルのセルバンテス主催者、セルバンテスをあっさり、終了宣言しやがった。

 やっぱり、身内デビューが目的だったのか? と思いました。


 自分の中でセルバンテスに付けた名称は【建て前だけのセルバンテス】

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