第2話・長編小説の出版社持ち込みもやった、潰れたエロレーベルにも作品送った

【腐れ外道の富士見書房】事件から一年後──「このままじゃ、いけない」と、ポツポツ書きはじめて、執筆リハビリテーションで復活しました。


 ここからは、記憶に残るいろいろとやってみたコト。

 長編小説の持ち込み募集をしている、ラノベ系の出版社を見つけたので、コツコツと長編小説を書き上げて東京のその出版社に連絡してから上京しました。

(住所は飯田橋? だったかな? 電話で持ち込みの連絡をした日が運悪くエイプリルフールだったので、本気にされていなかった感もありましたが)


 なんとかかんとか、木造建設の出版社に辿り着いて、編集部の人にドキドキしながら作品を見てもらって。

 編集部の人も、すぐには返答はできないので、作品を預かってもらいました。


 そして半年くらいした時に、預かってもらった原稿が返送されてきて。感想と「弊社の閉鎖」が告げられていました。

 その時に「あ、出版社も終わる時があるんだ」と、知りました。

 その時に、作品を見て親切に感想文を付けて返送してくださった、律儀な出版社には深い感謝をいまも感じています。


【感謝している、潰れてしまった出版社名『大陸出版』】


 それから、わたしの執筆遍歴は手書き原稿用紙から、ワープロ〈ワードもしくはワールドプロセッサ〉執筆の時代へ……ええ、手書きからスピードアップして、書いて書いて書きましたよ。

(ちなみに、ワープロは三台ほど〝書き壊しました〟)


 この時は、可能性からエロ小説に手を染めて。作品の郵送募集をしていたエロレーベル出版にも二回ほど送りました。

 一回目……反応なし。

 二回目……反応なし。

「あれ? 変だな?」

 レーベル作品も、まったく発行されていなかったのに気づいたので。

「もしかして、レーベル潰れている? 送った作品は即ゴミ扱い?」

 と、自分の愚行を身に染みて知りました。

(あの時、せめて電話して確認すべきだった)

 そのレーベルカラーが赤いレーベルだったので、トラウマで赤いレーベルは大嫌いになった。


 ★★★★★★


 こうなったら、変化球でやっても無意味なのはわかっていましたが。某有名な官能小説出版社にアポなしで、書いたエロ小説を郵送(それなりの手紙は添えて)

 数ヶ月後、無言で送り返してきた。

「まあ、返送してきただけでも良いか」

 この時、わたしは「持ち込み募集をしていない出版に。いきなり、アポなしで突撃するのは無意味だと」

 悟りました。

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