第68話

今朝は快晴だった。

きれいな青空を見るとユキを思い出す。


そういえば、用事で、朝早起きをしなければならないと言っていた。

メールの来た時間は結構遅く、少し心配になる。


私はその時間、目が覚めていたので、念のため目覚まし代わりのメールでも送ろうかとも思ったが、自制した。


過度な干渉は、誠実さや優しさとは違う。

己を律しなければ、また私はユキに甘えてしまうからだ。


そんなことを考えながら、この手紙を書いている時、ユキがメールをくれた。


無事着いたそうだ・・・よかった。


ユキは私のほんとうに欲しいものを、軽やかな優しさで与えてくれる。


いつも、ありがとう。



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