第13話 オーナーとの関係

「リクが世話になるみたいだな。よろしく頼むよ。」


「あー。リクがオーナーが好きな人と住むから追い出されたって話してましたよ。オーナーって意外と一途な感じですか?」


「まぁね。」

オーナのヤマトが意味ありげな顔をして微笑んできた。


「ちなみにリクとオーナーってどういう関係なんですか?なんか親戚みたいなこと言ってたけど。」


「ま・・そんな感じかな。」


「ふーん。」


コンコン


「カイト?」


「リク。どうした。今日は店休みだったろ?」


「鍵返しにきた。はい。」


「あれ?髪濡れてないか?」


オーナーがリクの首筋に触れた


「あっ・・シャワー借りたよ。」


「いつもちゃんと乾かせって言ってるだろ?」


「へへっ。ごめん。」


あんな風に触れることに抵抗がないってことは普段からそれだけ距離が近いってこと。少し黒い感情が生まれてしまう。


「じゃ、俺、いきます。」


オーナーとリクの姿を見ていられなくてそそくさとでてきてしまった。


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