第8話 ドジャース球場?
僕はマラソン大会に出場していた。
いつの頃から、僕と肩を並べて走って居る人が居た。
僕らを他のランナーが次々と追い越して行く。
彼が語りかけて来た。
「そこを曲がって、近道を行こう」
「でも、そんな事をしたら失格になって仕舞います」
「そんなのんきな事は言ってられないぜ。ドジャース球場じゃ、もう、試合が始まってるぜ」
「えっ!」
「さぁ。早く、こっち、こっち」
僕は訳が分からないままその人に着いて走った。
僕らはドジャース球場に着いたが、どうも、様子が変だ。
試合は始まって居ない。
選手たちはベンチに籠って居るでは無いか。
彼が事情を聞いて来て説明してくれた。
「人工芝に、漆が掛かって居て、それを洗い流すまで試合を延期するそうだ」
「そうですか」
「あれっ!ベッ○が一人で素振りをしてる」
「ホントですね」
「真面目にコツコツと、彼の性格が覗われるね」
「はい」
「きっと○○シリーズの中盤辺りから成績が上がるに違いないよ」
「なぜ、そう言えるんですか」
「解説者の勘とでも言って置くよ」
*2024年度のMLBが終了した時点で、ドジャースシリーズの中でこれだけが辛うじて正夢と言えるかも知れません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます