第37話 Day19 Scaler(鱗剥ぎ)
Day19 朝8時半 ちょいすぎ 第一回遠征 もどき
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まず 朝 コーヒーを作る
コーヒー入りのカップを片手に ポータブル電源をガレージからだして充電開始
風呂場に行く
生暖かいシャワーを浴び 眠気をなんとか取り払う
シロ蛇とコヨーテにエサ
コヨーテもシロ蛇と同じく角ウサギの肉をハムハムし始める
育ってんなー 毎日一回り大きくなっている
木に吊るしてある肉をガレージへ
一口サイズにしてから味漬け
オイスターソース これはうま味が良い
ソルトアンドペッパー これは定番
そしてハバネロ味 個人的に好きではないが とりあえず
そしてそれを小屋のラックに乗せ
地面の穴にトレイに乗せたチップ
それを
定番の武器を準備
地下室から寝袋とテントも準備
それをソリに乗せる
ポータブル電源とソーラーパネルを2階へ移動
そしてコーヒーを水筒へ
幾つかの缶詰をソリへ
ファーストエイドキットを確認
ボウガンを改造したスピアと釣り道具を探す
地下室で釣り用の道具を探しソリへ
あとは鉄串かな
さて 行きますか
男 :「Yo Snake, you are the man of the house(おーい蛇 お前が家の主だ)」
U protect it OK? (しっかり守れよー)」
餌をあげ ガレージのドアを閉める
そしてコヨーテ3匹といざ森へ
今日 行くのは北西
この間ショウガを採った場所
レインボートラウトが釣れるかどうか?
魚用のトラップを仕掛けるべきかどうか?
またショウガの辺りにあったキノコの採取
別の野菜かなにかあるかどうか?
あと 夜どれくらい危険かどうか?
それらを試す為 1泊 まー 最悪 徹夜を考慮してだ
ソリを引きながらコヨーテ達と森を歩いて行く
途中2回程そりがハマるが何とか移動できる
コヨーテ達に引っぱらせられないかなーー 犬ぞりみたいに
***1時間後***
目的地に到着
初めてのルートにソリを引きながら 途中 色々周りを見てたし
思っていたより時間がかかったが 別に急いでないしな
まず簡易式テントを建てる
そして 石を集めキャンプファイヤーの準備
よし こんな感じか
コヨーテ達は男の釣りの動作を眺めている
が 次第にそれも飽きてきたのか森を走り回る事に
うーん 釣れないかー
魚がいないのか? それとも俺の腕が悪いのか?
いや 餌が悪いんだろう。。。
ルアーを変えてひたすら釣りをし続けるが何もかからない
缶詰のツナとスープを開ける
それを軽く火であぶってから食べ始めると
コヨーテ3匹が戻っくる
男 :「You did not catch anything Huh?(そっちも収穫なしか)」」
缶詰をさらに2つ程あけ コヨーテ達に
男 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
ルアーにツナ缶の油をしみこませ再度釣りを始める
***数分後***
”グン”
釣り竿が引っ張られるので竿を右に少し動かしリールをグイグイ
男 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
あれ? 全然 近づいてこないんだが
男 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
男 :「!!!!!!」
テンションが足りないんだ
リールの上のキャップのノズルを右に思いっきり回す
そしてリールを回すと ちゃんと近づいてきている
***5分後***
5分近くのファイトを楽しんだ後
見事に虹色の魚をGET
そくバケツに川の水を汲み そこに入れる
こんな森の中、魚釣りをする人間なんていないのであろう
***20分後***
ツナ缶の油の匂いのルアーで合計5匹 立派なトラウトが釣れた
さてと
平っぽい石を探し 川の水で濡らす
そして 家から持ってきた包丁で魚の
別に皮を食べるつもりはないが 魚臭さが落ちる
あとコヨーテが皮を食べた場合などを考慮してだ
そして ひれを外し、えらの部分から下に向けて
”スパ”
”どばどばどば”
血が出てくる
そこから尾ひれに向かいナイフで丁寧に切り込みを入れていく
魚の頭を折ってそこから中の内臓を一気に引きだす
軽く水で
それを5匹分やってから
BBQ用の鉄串に ぶすり と差し込む
それをキャンプファイヤーに5つ程並べる
この間キノコを採った場所へ
ないかなーー あ あった
魚の中にキノコを入れたいため多めにキノコを採る
川で土を洗い流し、石付きを取り、一度バケツの中の水へ
食塩水がいいのだろうが、普通の水でも問題ない
重しの石を上から入れキノコが浮いてくるのを防ぐ
***20分後***
虫はいないな? いいキノコだ!
キノコを魚の中にいれて再び焼つづける
それからしばらく Ubuが走りこんでくる
ひたすら くるくる回って服を噛んで引っ張ろうとする
”わんわん わんわんわん”
男 :「OK Ubu! what’s the problem?(ウブー どうした?)」
Ubuの跡をゆっくりついて行くと
それはそこにいた
まるでドラゴンを思わすような鱗で覆われた体
それがとぐろを巻いた蛇? いや ボールの様になっている
これは防御に特化した生き物だな
5フィート以上7フィート未満のでっかいトゲトゲのボール
Pangolin (
科学的に研究はされていないが
鱗には薬の効果があると思われている為に
大量に虐殺されている動物である
アレに近いのか?
遥かに大きくて うろこが大きく 刺さりそうなのだが
これ 転がってきたら怖いな。。。
”ぐるるるる わんわん わんわんわん”
男 :「Is it Edible? (こいつ 食えんのか?)
Are you sure you want to eat this?(お前ら これ 食いたいのか?)」
コヨーテ達は わんわん 吠え続けている
男 :「If I kill it, you eat it right?(殺したら食うんだろ?)
Ubu follow me (ウブー ついてこい)
Scar, Donahue, keep eye on it?(2匹はそのまま見ていろよ)」
そう言って男はソリへ歩き始める
遠火で焼いている為 魚はまだ時間がかかる
ソリから
大体の場所は覚えているんだが
男 :「Ubu you lead(ウブー 道案内頼む)」
そしてUbuについていき男は先ほどの鱗動物の所へ
グローブの手で鱗を触ってみる
グローブ越しだが少し痛い
うーーん これナイフ通らないだろう
”カツカツ”
ナイフで刺そうとしても刺さらない
鱗を1枚外してそこを刺せない事もないが。。。
それで暴れられて転がられたら こっちが怪我をしてしまうだろう
男 :「。。。。。。。。。。。。。。」
まーいいか
転がしてみるが。。。。
おもむろに男はその約5フィート以上の鱗のボールを転がしていく
”コロコロコロコロ”
そして川へ
コヨーテ3匹達は男が何をするのかを見ている
そしたら男はウェーダーを着こみ
男 :「In the Name of Noah(ノアの名において)」
そう言って大き目のボールを
勢いよく川へ転がす
”コロコロコロ ざっぱーん”
切り傷や打撃には有効な鱗
でも水での窒息には何ら効果が無い
思わず鱗の生物はまん丸を解く
男 :「In the Name of Samson(サムソンの名において)」
男はそのスキを見逃さない
首と思われる部分を掴み 下からナイフを入れる
”バシャバシャ バシャバシャバシャ”
暴れる暴れる
その動きを利用してナイフを深く刺していく
川の水が生き物の血で赤く染まっていく
男はナイフを横にしてさらに切り込みを深める
川の血がまるで赤いペンキを落としたような きらめきを増していく
そして じたばたするのが終わる
男はそのまま首を掴み続ける
***数分後***
川の水が元通りになる
これ以上、血は出ていない
この生物の目から光は消えている
ゆっくり 重い獲物を岸へ引っ張っていく
そんな主をコヨーテ3匹は尊敬の
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