「読み方」に注意が要ります、よく練られた「統領」?「悪魔」?の生涯
- ★★★ Excellent!!!
現在、読み進めて第4次十字軍の遠征の編成の部分に入っています。
面白い、と言っていいのでしょうか、考えさせられます。
ジャンルとして、最初、正義の味方が現れて、パンパカパーンとかっこよく活躍する話だと思っていたのですが、違います、もっと複雑なものを作者は書いているようです。
書かれていることは史実だけではなく、史実、半分なのかな、ここも注意がいるのかもしれません。
人間の妄念というか、時代の雄大な流れの中の人間というものを、作者は書きたかったのかもしれません。
途中から登場人物たちが暴走を始めることもあり、えー?!、となる時もありますが、人間の洞察としては面白いのかもしれません。
そこは理解して、読み進めるといいのかもしれません。
ジャンルは、ノワールや、ピカレスクというものに近いのかもしれません。
だから正義の味方を考えて読まれた方は、途中でブラウザバックする方もおられるかもしれません。
しかし悪に肉薄し、人間を描こうとする作者の執念には唸らされるものがあります。
歴史知識も面白い。
悪を肯定されているのか、こういう書き方で、悪を剔出(筆誅)しようとされているのか、そこはわからなかったのですが、最後まで読んでみようと思います。
複雑なものがある小説なので、簡単に推薦はしません、これは読み方のガイドです。
参考になれば。