アピュロン星人のミスにより、23人の日本人が異世界へ転送されてから始まる群像劇。
日本人たちは種類の違う超科学ユニットをもたされ、異世界キリバライキへと移送される。
その世界では魔法が存在し、力で圧倒して他種族を奴隷にしている騎士たちや、それに反抗する勢力がいて、否応なく日本人たちは巻き込まれていく。
異星人たちが迎えに来るまで生き残るために、ユニットを駆使してがんばる日本人たちは個性豊かで、怖いという感情が欠落した男、説明書を読んで完璧に未知のユニットを使いこなせる女性、暴力沙汰には慣れているヤクザの兄弟などそれぞれがそれぞれの知恵や能力、個性を駆使する。
感想:この物語はSF的な科学の粋を集めたユニット(10年分の食料【※ゲロまずい】が入っているマジックバッグ的なものや、物体をコピーできるもの、ナイフを含めた生活に必要なツールがほぼ無限に取り出せたり、入れたりできるシステム)を持って魔法が存在する異世界へ行き、元に戻れるまでの300日間をサバイバルするという複合要素がある設定が他に類を見ないもので非常におもしろい。オススメです!