第53話 地獄の空気はダメだったんですか?

その後の空気は地獄だった。さっきまでもキラリ、もとい早乙女さんを特別扱いしてたけどよりそれが顕著に………いや、嫌な腫れ物に触るように皆ビクビクしていた。

山口さんは………人間がしていい顔と顔色をしていなかった。生きてる?生きてる?生きてるよね?大丈夫だよね?オレも責任あるから………怖いんだよ。生きててくださいね。あとキラリはこの人はモンスターなんでもっとマトモな人探してくださいね?こんなヤバヤバアラサーよりもっといい人を………いい人を………いい人を………いい人を………いい人を………探したかったよ。オレも。


「定時になりました。帰ります。では。行くよ。」


「あ、は、は、はい………」


ピッタリ18時に帰社。だってブラックじゃないんだろうな。けど帰ってるのこの人だけだけど。いいのかな?いいのかな?いいのかな?


会社の扉を開き1歩2歩3歩………と歩き50歩ほど歩いたところで………


「ぐぇ!」


「疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!疲れた!今日も1日頑張ったよ?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?褒めて?キスしてもいいよ!」


「やっぱり多重人格でしょ?アンタ?」

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