【対ゴブリン戦】
[対ゴブリン戦]
◇◇◇◇◇
※『異世界中二病プロジェクト』本日から副音声は()でファンタジー肯定派のクロノマオウ女史、ファンタジー否定派の成瀬遥香女史、SF映画監督の神谷でモニタールーム『神の間』からお届けしています。
(俺達の本番が始まった)
1学期最終日の下校時、ミオナ達との帰り道の彼らの足元に魔法陣が現れ
どう睡眠させて運んだのかはあまり詳しく説明する事は出来ないが、全ての道路を封鎖して更に全ての通行人もエキストラという場面から撮影を開始した。
中二病の
最初の登場
慎太郎にステータスを見せて経験値取得10倍も「俺だけ」感満載で本人にも好評のようだ。
ギギッ。
「フフフ、とうとう俺の時代が来たな」(慎太郎)
「そっか、えーとミオナは、、、」(慎太郎)
「いたっ。ってかアレはまさかゴブリン!?」(慎太郎)
慎太郎は慌ててステータス画面を表示して敵のステータスを見た。
フォン。
(『はい、
「えーと、、、。よし、こいつ俺より弱そうだぞ。僕のステータス! 僕の剣はと。えーと聖剣で悪しか切れないのか。思ったより軽いしなんか刃も危なくないように潰れているような、、、」(慎太郎)
(確認が長いわね)(クロノ)
(剣が軽そうなんだけど、、、)(成瀬)
(け、軽減魔法がかかってる設定なのよ)(クロノ)
(軽ければ物理的に威力もそれだけ軽減するわ)(成瀬)
(重いのなんか振り回せないだろう。怪我されても困るし、、、。『よし
「凶悪なゴブリンの顔だな。ちょいキモい」(慎太郎)
(さすがロベルト西郷のデザインは凶悪だな。しかし昔の文献を俺も真面目に調べたけどゴブリンって凄く小さくて臆病ないたずら精霊のような話しか見つからなかったが、、、)
(ゲームや物語的な都合なのよ。本物の逸話みたいに小さくて踏み潰されて終わっちゃったり逃げちゃっりしたらゲームや物語になんないでしょ)(クロノ)
(確かに腕輪物語のゴブリンも大きかったな)
(あれはホブゴブリンなのよ。人を助けるいい妖精ね)(クロノ)
(そうなのか。知らなかったよ)
(ストーリーの都合ねぇ、、、しかしなんで良くいるゴブリンはエロいんだ?)
(ヨーロッパの言い伝えでは小さいけどアソコだけ人間のサイズだった人間と結婚した小人もいたけど、ゴブリンじゃなかったわね。エロいのは昔のPCの美少女ゲーム設定の影響ね)(クロノ)
(ふーん。マオウさすがに詳しいな。まあいいか。じゃあラノベ的間違いでもゲームの設定のマオウ監修のイメージ通り少しエロい演出でこのまま行こう。『よしエロパターン2で行くぞ!』)
(えっち!)(成瀬)
(フフフ褒め言葉かよ)
ゴブリンがミオナのスカートを持ち上げている。
(こら、
でへへへ。シマシマ〜。
(ダ、ダメか? やっぱりこいつダメな勇者なのか?)
(まあ、これは大西先生の心理解析報告通りね)(成瀬)
(仕方ない。『ゴブリンのターゲットを勇者に変更!』)
ゴブリンが小さな棍棒を持って慎太郎に向かって来た。
ゴブリンは
(早く気付けよ!)
なかなか気が付かないのでゴブリンが棍棒で地面を叩いた。
ドン!
「ハッ! ゴ、ゴブリン! やっつけないと」(慎太郎)
ゴブリンが
「たぁ!」(慎太郎)
慎太郎が剣を振り下ろし、迫るゴブリンの姿の怖さに腰が引けてビビリ尻餅をついた。
「ヒッ!」(慎太郎)
ブン。
(あ、あいつ空振りやがった!)
ズビッ!
やられた際の返り血(紫)が慎太郎にかかる。ビシャ。
勿論、直ぐに綺麗になる液体である。
(『ロボットいい動きですね間宮博士』 まぁ空振りだったが真空波的なのと効果音で大丈夫だろ。『ちょっと血糊多いか次から注入減らしましょう』 『よし、ミオナ、行くぞ。 アクション!』)
「ハッ! こ、ここは? きゃ!」(ミオナ)
「ミオナちゃん大丈夫?」(慎太郎)
(さっきスカートの中覗いてた
(プッ、笑わせんなし)(クロノ)
ゴブリンの死骸と慎太郎を交互に見るミオナ。
「うん、これ慎太郎君がやっつけて助けてくれたの?」(ミオナ)
(ゴブリンには剣が当たってないけどな。仕方ない後でもっとマシな効果音のアフレコをつけるか)
「う、うん。ま、まあそうかな」(慎太郎)
「凄い、ありがとう」(ミオナ)
テッテレレー。
「やった、レベルアップだ」(慎太郎)
「えっ! 何なのそれ!」(ミオナ)
「ああこれ? この腕輪だよ。ミオナちゃんもステータスって言ってみて」(慎太郎)
「でもなんでこんな事に?」(ミオナ)
「どうやら僕達は女神様に呼ばれて異世界に転移したみたいなんだ」(慎太郎)
(女神様じゃなくてあのおジイちゃんの金でよ)(成瀬)
(プッ、笑わせんなし)(クロノ)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます