時が経ち、二人は共に高校生活を送りながら、

お互いの成長を見届けていた。美咲はピアノの

技術を磨き、翔太は彼女の存在によって心の底

から音楽を楽しむようになっていった。

＊

ある日、二人は教室の窓から見える桜並木を眺

めながら、未来について話していた。

「来年の音楽祭で、一緒に演奏しない？」翔太

が提案すると、美咲は目を輝かせて頷いた。

「うん、絶対にやろう！私たちの音でみんなを

感動させたい！」

その瞬間、彼らは音楽だけでなく、お互いの心

を繋ぐ「音」を奏でることを決意した。二人の

間に芽生えた恋愛は、音楽と共に育まれてい

く。

＊

そして、彼らの物語はまだ始まったばかりだった。

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