第26話
終わったら「またここへ着てね。待ってるから。」
「はい。30分ほどで帰ってきますね。」
次に6人組の食事の準備をして、お酌したり、おしゃべりしたりして19時になろうとした。
「次の準備がありますので、何かありましたら呼んでください。」
そして、最後の2人。
食事の準備が出来た事を内線電話で告げた。
冷えたビールを持って、夕食場所に行く。
バスガイドさんがお酌してくれるので助かった。
運転手さんが「飲みに行かない?」とバスガイドさんを誘っているが、お姉さんはいい返事をしなかった。
その部屋を出ようとしたときに、運転手さんが「若い娘のいる飲み屋を紹介して。」
解らないので、伯父さんに聞いて、フロントにある地図にマークして運転手さんに手渡した。
「ここの泊客だと言えばいいそうです。」
そして、3人組の部屋に戻った。
話に夢中の3人。地元の話やら、若い頃の話をしているが、俺には付いていけない。
しょうが入り炭酸で、ここまで酔えるのだろうか?ってぐらい喋って飲んでいる。
まぁ、これだけ話してれば喉も渇くか!
そのうちの1人が、もう食べられない!と横になったので、
襖を開けて、フトンを敷く。
横になっている人に、フトンを勧めたら「お布団まで行けない。」
「しょうがないですね。」お姫様抱っこして、フトンに寝かせた。
「ありがと。」そう言って胸元から、お年玉袋をみたいな、小さな封筒を出してきた。
「そんなつもりではありませんから。」
「これはチップよ。取っといてね。」
「そこまで言われるのなら、有難く頂戴いたします。」
そう言いながら、そのおばさんを暫しの間ハグした。
「ありがとうございます。」
作務衣のズボンにチップを挟む。
だって、この作務衣にはポケットがないんだもん。
それを見た、後の二人が「腹筋が割れてる!」と叫んでいた。
暑いので、裸に作務衣を着ただけだったので、お腹が見えてしまったのだ。
後の二人のおばさんも、チップをくれると言ってきたのだが「これ以上は頂けません。」
「じゃあ、お礼って事にしておいて。」
「何のお礼ですか?」
「作務衣を脱いで見せて。」そう、お願いされた。
(男の裸見て、何が楽しいんだろ?見せるだけならいいかな。)
作務衣を脱いだ。
「これを、そこに挟んでもいい?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます